ニック・ターリー

     ニック・ターリー投手のデータ分析noteを書きました。

     簡単に読める内容なので是非お読みください。

       

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     ターリー
     画像は中国新聞デジタルより

     鯉戦士の2022年シーズンをデータで振り返る!本日はニック・ターリー投手の活躍を振り返ります。

     
    関連リンク
     

     選手詳細
     ニック・ターリー(Nikolas Carlyle "Nik" Turley) 投手 33歳 193cm104kg 左投左打

     基本成績
     一軍
     Standard 一軍

     二軍
     Standard 二軍

     寸評
     MAX156km/hのストレートと大きく曲がるスライダーで打者を翻弄する左のサイドハンド。来日1年目となる今季は4敗を喫するも、2勝14Hをマークするなどまずまずの成績を残し、契約延長を勝ち取った。来季は負けを減らし、チームを優勝に導いてもらいたいところだ。

     分析(用語集はこちら)
     ※二軍成績はサンプル不足のため割愛
     Pitch Type
     Pitch Type

     球種はストレート・スライダー・カーブ・チェンジアップの4つとなっています。ストレートとスライダーで割合の8割以上を占めるツーピッチ投手となっており、カーブやチェンジアップはタイミングを外す時に投じていることが推測されます。
     平均球速は152.4km/hと非常に速くなっています。スライダーとの球速差は約25km/hとなっており、緩急がつけやすくなっています。

     Pitch Value
     Pitch Value

     ターリーの球種別失点増減数です。100球当たりの換算を行っています。
     ストレートとカーブがプラススライダーとチェンジアップがマイナスとなっています。同じ割合の少ない球種でも、カーブとチェンジアップには大きな差があることが分かります。カーブもスライダーと同じように大きく曲がるタイプの球種なので、来季はカーブの割合を増やしてみるのも成績を残す1つの手かもしれません。

     Plate Discipline
     Plate Discipline

     ターリーの投球内容に関する指標です。
     被スイング率は、平均以下となっています。スイングを誘うようなピッチングスタイルではないようです。
     被コンタクト率は、わずかに平均以上となっています。
     ゾーン率は平均以上ファーストストライク率は平均以下となっています。制球には苦労していないものの、入りは慎重になっていたことが推測されます。
     空振り率は、1桁台で平均には届きませんでした。速い直球と大きく曲がる変化球を武器にしてはいますが、空振りを多く奪うタイプではないようです。

     Batted Ball
     GBFB

     ゴロの比率が高いグラウンドボールピッチャーとなっています。空振りを多く奪うタイプではないため、これは良い傾向と言えるでしょう。ライナー率も5%に抑えられているため理想的な数字となっています。

     SMH

     Hard%・Soft%ともに平均よりも良い数字となっています。打球管理に関しては文句のないシーズンとなりました。

     Advanced
     Advanced

     ターリーの投球結果に関する指標です。
     K%は平均以上となっていますが、BB%も平均以上となってしまっているため、K-BB%は平均以下の数字となっています。制球力に問題はなく、直球の質も悪くないので、来季は四球をもう少し減らしていきたいところです。
     その他の指標では、被打率・WHIP・LOB%では良い数字を残したものの、HR/9が1.67とかなり高くなってしまいました。8月30日の大山の先制決勝弾や9月29日のオスナの逆転3ランなど、大事な場面で不用意な一球によって被弾するというケースが多く、あまり良いイメージがないのはファンの中での共通認識となっているのではないでしょうか。3ボールから力のない直球でストライクを取りにいったり、2ストライクからボール球でいい変化球をど真ん中に投じたりといったピッチングをなくせば、打球管理の優秀さを考えれば被弾することはそうそうないはずです。この辺りが来季の最優先課題となるでしょう。

     Win Probability/Value
     Win Probability&Value

     ターリーのチームへの貢献度に関する指標です。
     RE24とREWはプラスとなったものの、WPAはマイナスとなりました。4敗のうち3敗は8回に失点しており、非常に重要な場面での失点が多かったことでマイナスがプラスを上回ってしまったことが推測されます。
     中継ぎとして37.2イニングに登板しました。チームの中継ぎでは6位の数字となっていますが、RARとWARはマイナスとなりました。1.2イニングしか変わらないケムナはどちらもプラスとしているため、このイニング数でもある程度の数字を残せばWARはプラスとなるはずです。来季はなんとかプラスに転じさせていきたいところです。

     まとめ
     打球管理の面で結果を残したシーズンとなりました。被打率も1割台に抑えられており、四球の多さもそこまで気にならないレベルになっています。それだけに、HR/9の多さが非常にもったいないシーズンでもありました。投じているボールの質は悪くないので、いかに失投を減らすか、いかに捕手が出したリードの意図を考えてピッチングをしていくかが、来季の最大の課題となってきます。

     ※敬称略

     データ参照
     

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