ドリュー・アンダーソン

     ドリュー・アンダーソン投手のデータ分析noteを書きました。

     簡単に読める内容なので是非お読みください。

       

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     7.7 アンダーソン
     画像は中国新聞デジタルより

     鯉戦士の2022年シーズンをデータで振り返る!本日はドリュー・アンダーソン投手の活躍を振り返ります。

     
    関連リンク
     

     選手詳細
     ドリュー・アンダーソン(Andrew James Anderson) 投手 28歳 190cm93kg 右投右打 

     基本成績
     一軍
     Standard 一軍

     二軍
     Standard 二軍

     寸評
     威力のあるストレートを高めに投げ込み、三振を量産するアメリカ出身のパワーピッチャー。1年目の今季はコロナによる来日の遅れにコンディション不良やコロナ感染なども重なり、イニングを稼ぐことはできなかった。課題であるスタミナ不足を克服し、来季は先発ローテを1年間守り抜く。

     分析(用語集はこちら)
     Pitch Type
     二軍
     Pitch Type 二軍

     一軍
     Pitch Type 一軍

     球種はストレート・カーブ・チェンジアップ・スライダー・カットボールの5つとなっています。直球・変化球がほぼ半々となっており、バランスの良い構成となっています。
     平均球速は147.7km/hとある程度速くなっています。割合が2番目に多いカーブで緩急をつけやすくなっています。

     Pitch Value
     Pitch Value

     アンダーソンの球種別失点増減数です。100球当たりの換算を行っています。
     スライダー以外は一・二軍ともにほぼ同じ傾向となっています。多くの空振りを奪っているイメージがあったストレートは意外にも0に近い数字となっており、高めに投じる分見送られてボールとなるケースも多かったことが推測されます。一方で、ストレートと併せて使うと効果的になるチェンジアップはプラスとなっており、相手のタイミングを外す投球術の上手さがあったことも推測されます。

     Plate Discipline
     二軍
     Plate Discipline 二軍

     一軍
     Plate Discipline 一軍

     アンダーソンの投球内容に関する指標です。
     被スイング率は、平均よりも若干低めの数字となっています。あまり振らせることはできていなかったようです。
     被コンタクト率は、二軍では平均よりかなり低くなっているものの、一軍ではほぼ平均通りの数字となっています。一軍レベルになるとバットに当てられていたことが分かります。
     ゾーン率とファーストストライク率は、平均に近い数字となっています。制球力にはさほど問題はないようです。
     空振り率は、被コンタクト率と同じ傾向となっています。一軍では9.6%と1桁台となり、平均以下となってしまいました。タイプ的にはもう少し空振りを増やしていきたいところです。

     Batted Ball
     二軍
     GBFB 二軍

     一軍
     GBFB 一軍

     フライの比率が高いフライボールピッチャーとなっています。やはり打たせて取るというよりは三振を多く奪っていくタイプなので、Plate Disciplineの数字をもっと良化させていかなければなりません。

     二軍
     SMH 二軍

     一軍
     SMH 一軍

     Hard%は平均に近く、Soft%は平均よりも高くなっています。ある程度捉えられるケースもあったものの、打ち取った打球も多くなっていたようです。来季はHard%を下げることが求められます。

     Advanced
     二軍
     Advanced 二軍

     一軍
     Advanced 一軍

     アンダーソンの投球結果に関する指標です。
     BB%が平均より若干高くなっているものの、K%も平均より高くなっているため、K-BB%は平均以上となっています。空振り率はあまり高くなかったものの、三振はしっかりと奪えているようです。
     50イニング以上を投げたチームの先発投手の中では、被打率は2位、WHIPは3位と良い数字を残しており、先発陣でも上位に入る投球の質の良さであったことが分かります。ただ、森下や床田、九里が0点台としているHR/9が1.16となっており、被弾が多かったことが防御率の高さにつながってしまっていることが推測されます。来季はこの数字を低くしていくことが課題となりそうです。
     
     Win Probability&Value
     二軍
     Win Probability&Value 二軍

     一軍
     Win Probability&Value 一軍

     アンダーソンのチームへの貢献度に関する指標です。
     WPAはプラスとなっており、勝敗を分けるような大事な場面では抑えるケースの方が多かったことが推測されます。ただ、RE24とREWはマイナスとなっており、相手の得点期待値を上げてしまうようなピッチングも多くなっていたことが推測されます。
     先発として70イニングに登板しました。RARは1桁台、WARも1.0以下となっているので、来季はイニングを伸ばしてこれらの壁を超えることが求められます。

     まとめ
     奪三振能力の高さ、被打率・WHIPの低さで結果を残したシーズンとなりました。投球の質は良いので、やはり最大の課題はスタミナ面になってきそうです。栗林という絶対的守護神に加え、8回には矢崎、7回には森浦・ケムナ・松本・新入団の社会人投手らがいることを考えれば、6回までを安定して投げられるスタミナがつけば、勝ち星も増えていくことでしょう。今オフでどれだけ走り込むかによって、来季の成績が大きく変わってきそうです。

     ※敬称略

     データ参照
     

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