髙木翔斗 : 広島野球速報

【データ分析】2023年を振り返る　ー髙木翔斗捕手ー【note】

【データ分析】2022年を振り返る　ー髙木翔斗捕手ー

　画像は中国新聞デジタルより

　鯉戦士の2022年シーズンをデータで振り返る！本日は髙木翔斗捕手の活躍を振り返ります。

　関連リンク
　

　

　選手詳細
　髙木翔斗(たかぎしょうと)　捕手　19歳　188cm92kg　右投右打　2021ドラフト7位

　基本成績
　

　寸評
　恵まれた体格を活かした、強肩強打が自慢の新人捕手。12球団で最も選手層が厚いとも言われるカープの正捕手になるべく、1年目は鍛錬の日々を過ごした。来季からは坂倉が捕手専念となりさらに争いは熾烈になるが、まずは二軍の正捕手の座を掴みたいところだ。

　分析(用語集はこちら)
　Pitch Value
　

　髙木の球種別得点増減数です。100球当たりの換算は行っていません。
　4安打しか放っていないこともあり、多くの球種がマイナスとなっています。特にスライダーとカットボールがワーストの2トップとなっており、スライダー系統の球種があまり得意でない可能性があります。

　Plate Discipline
　

　髙木の打撃内容に関する指標です。
　スイング率は、平均に近い数字となっております。
　コンタクト率は、平均よりも高めとなっています。特にゾーンの数字が95.6%と高く、ストライクゾーンにきた球にはほとんどコンタクトできていたことが分かります。
　ゾーン率は平均的、ファーストストライク率は平均よりも高めとなっています。新人ということもあり、相手も余裕を持って初球はストライクを投げるというケースが多かったことが推測されます。
　空振り率は1桁の6.4%となっています。コンタクト率の高さからも推測できましたが、やはり他の打者と比べて空振りは少なめだったようです。

　Batted Ball
　

　ゴロの比率が高いグラウンドボールバッターとなっています。高校通算20本のスラッガーですが、プロの世界ではまだまだ打球に角度をつける技術はないようです。

　

　Hard%が平均より低く、強い打球はあまり飛ばせていなかったようです。持ち味である強打を発揮するためにも、FB%とHard%を伸ばしていきたいところです。

　Advanced
　

　髙木の打撃結果に関する指標です。
　BB%、K%ともにほぼ平均通りの数字となっています。コンタクト能力にはやはり不安はないようです。
　その他の数字は、軒並み低くなっています。今季は長打がなく、ISOは.000となってしまっているので、来季は長打を1本でも多く放ち、平均である.109は超えていきたいところです。

　Fielding
　

　髙木の守備に関する指標です。
　今季は71イニングでマスクを被りました。数字はマイナスが多くなっています。ただ、高卒1年目の捕手なので、これは当然の結果と言えます。捕手はとにかく試合に出場することで成長していくので、まずは試合に多く出場できるような強い体を作ることが最も重要になってくるでしょう。

　まとめ
　サンプルが多くないため、あまり本格的な分析はできませんでした。ただ、コンタクト能力の高さという1つの強みは見つかったシーズンとなりました。捕手は守備に関する能力がかなり重要になるポジションではありますが、正捕手になるためには当然打力も必要となってくるので、コンタクト能力の高さを活かし、来季は攻守にアピールしていきたいところです。

　※敬称略

　データ参照
　

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