森翔平

     森翔平投手のデータ分析noteを書きました。

     簡単に読める内容なので是非お読みください。

       

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    10.21 フェニックスリーグ 森
     画像は宮崎市観光協会特設サイトより

     鯉戦士の2022年シーズンをデータで振り返る!本日は森翔平投手の活躍を振り返ります。

     
    関連リンク
     

     

     選手詳細
     森 翔平(もり しょうへい) 投手 24歳 177cm80kg 左投左打 2021ドラフト2位

     基本成績
     二軍
     standard 二軍

     一軍
     standard 一軍

     寸評
     開幕直前まで先発ローテ争いを繰り広げるなど、即戦力として指名された期待の左腕。その争いには敗れ、主戦場は二軍となったが、ウエスタンの優秀選手賞に輝くなど結果を残し、シーズン終盤には一軍に昇格して初勝利も挙げた。来季は一軍のローテ入りを目指す。

     分析(用語集はこちら)
     Pitch Type
     一軍
     Pitch Type 一軍

     二軍
     Pitch Type 二軍

     球種はストレート・カーブ・チェンジアップ・カットボール・スライダー・シンカーの6つとなっています。直球/変化球という観点から見ると、ほぼ半々に投げ込まれており、バランスよく組み立てられていることが分かります。カーブ・カットボール・スライダーといった左打者からすると逃げていくボールだけではなく、食い込んでいくシンカーも投じており、内外どちらにも効果的に使える変化球を有しています。
     平均球速はストレートが140km/h台中盤カットボール・シンカーが130km/h台後半となっており、ある程度高い水準となっています。全体的に一軍の方が少し高めになっています。

     Pitch Value
     Pitch Value

     森の球種別失点増減数です。100球当たりに換算しています。
     二軍ではカーブとスライダー、一軍ではチェンジアップとカットボールそれぞれ違う球種が大きなプラスとなっています。特に二軍と一軍で違いが表れているのがカーブで、二軍では+3.41となっている数字が、一軍では-1.52と大幅に悪化となっています。まだまだ一軍級の打者には通用しない球種となっていることが推測されます。

     Plate Discipline
     一軍
     Plate Discipline 一軍

     二軍
     Plate Discipline 二軍

     森の投球内容に関する指標です。
     被スイング率は二軍と一軍で大差はなく、平均的な数字となっています。ただ、ボールゾーン被スイング率が一軍の方が7.6%低く、あまり振らせることができていないようです。
     被コンタクト率は二軍と比較すると一軍の方が全体的に高くなっています。特にストライクゾーンの被コンタクト率が90%を超えており、ゾーン内で空振りが奪える球種がないことが推測されます。
     ゾーン率はどちらでも大差なく、平均的な数字となっています。ファーストストライク率は二軍が54%なのに対して一軍では46%となっており、一軍ではやや慎重なピッチングになっていることが分かります。
     空振り率は二軍・一軍ともに2桁を割っており、特に一軍では5.2%とかなり低い数字となっています。バンバン三振を奪うというよりは、打たせて取るタイプであることが推測されます。

     Batted Ball
     一軍
     GBFB 一軍

     二軍
     GBFB 二軍

     どちらでもゴロの比率の方が高くなっており、グラウンドボールピッチャーとなっています。特に一軍ではフライ34.4%に対してゴロ57.8%と、かなりゴロの割合が多くなっています。

     一軍
     SMH 一軍

     二軍
     SMH 二軍

     どちらもSoft%が低く、Hard%が高くなってしまっています。特に一軍では40%を超えており、かなりの確率で相手に捉えられていたことが分かります。この数字は良化していかなければ、来季以降苦しむこととなりかねません。

     Advanced
     一軍
     Advanced 一軍

     二軍
     Advanced 二軍

     K%・BB%ともに二軍の方が良い数字となっており、K-BB%は一軍の2.3%に対して二軍は11.2%とかなり高い数字となっています。ただ、その数字が飛び抜けていいかと言われるとそういうわけでもなく、平均的な数字となっています。
     被打率以降の数字に関しても、二軍の方が良い数字となっています。ただ、tRAに関してはそこまで差はなく、二軍でも一軍でも大きく変わることのない失点阻止能力を有していることが推測されます。しかし、LOB%に大きな差があるので、今季一軍で残すことができた数字は、運の良さによるものである可能性が高いことを忘れてはなりません。少なくとも、来季も1点台の防御率を記録することは難しいでしょう。

     まとめ
     二軍で順調に結果を残し、一軍でも好成績を残したルーキーイヤーとなりました。ただ、一軍での数字はイニングが少ないこと、運が良い方向に働いていたことも考慮して評価しなければなりません。今季防御率が1点台だったからといって、来季もそれに近い数字を残せるかと問われれば、そうとは断言することはできません。ただ、二軍で残した数字は本物なので、このオフの過ごし方を間違えなければ、一軍の開幕ローテ6番目に入ってくる可能性は充分にあります。秋季キャンプでのアピールに成功し、来春の一軍キャンプ内定も決まっているので、来季こそ開幕ローテの座を掴んでもらいたいところです。

     ※敬称略

     データ参照
     

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