坂田怜

     坂田怜投手のデータ分析noteを書きました。

     簡単に読める内容なので是非お読みください。

       

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    10.30 フェニックスリーグ 坂田
     画像は宮崎市観光協会特設サイトより

     鯉戦士の2022年シーズンをデータで振り返る!本日は坂田怜投手の活躍を振り返ります。

     
    関連リンク
     

     

     選手詳細
     坂田 怜(さかた れい) 投手 23歳 188cm90kg 右投右打 2021育成ドラフト4位

     基本成績
     standard

     寸評
     心臓の手術を経て、ナックルボーラーに転身した異色の右腕。肩や肘への負担が少ないナックルボーラーは、他の投手と比べて連投やロングリリーフなどの役割をさせやすいので、モノになれば大きな戦力となりえる。前例のないことでも、本人の努力次第で周囲に認めさせることができるのは、海の向こうにいる二刀流選手が証明済みだ。日本人選手初のフルタイム・ナックルボーラーとして、新たな扉をこじ開けてくれるだろう。

     分析(用語集はこちら)
     Pitch Type
     Pitch Type

     球種はナックルとストレートの2つのみとなっています。ピッチングの4分の3をナックルが占めており、フルタイム・ナックルボーラーと言える割合となっています。ストレートは、時折緩急をつける意味合いで投じている形です。

     Pitch Value
     Pitch Value

     坂田の球種別失点増減数です。例によって100球当たりの換算は行っていません。
     防御率8点台ということもあり、どちらの球種もマイナスとなっています。特にストレートは割合が少ないにもかかわらず、-5.6とマイナスが非常に大きくなってしまっています。タイミングを外すことができなければ、基本的には棒球となってしまうので、配球の組み立て方が非常に重要となりそうです。

     Plate Discipline
     Plate Discipline

     坂田の投球内容に関する指標です。
     被スイング率は非常に低く、相手も初めて見る球種に対して慎重なバッティングになっていたことが推測されます。
     被コンタクト率はゾーン問わず高くなっています。ただ、ナックルは空振り三振を奪うための球種ではないので、被コンタクト率の高さはネガティブな要素ではないと言えるでしょう。
     ゾーン率は36.6%と、制球には苦しんでいたようです。ナックルを使っている以上、細かい制球力をつけることはできませんが、大まかにゾーンに投げ込む制球力はつけていきたいところです。一方でファーストストライク率は41.2%と、そこまで低い数字にはなっていません。
     空振り率は2.7%と、極めて低い数字となっています。ただ、これも被コンタクト率と同じく、ネガティブな要素ではありません。不規則な変化で打たせて取ることが目的のナックルを使っている以上、空振り率が低くなるのも当然と言えるでしょう。

     Batted Ball
     GBFB

     わずかですがフライの比率が高く、フライボールピッチャーとなっています。打たせて取る投手はゴロの割合の方が高いことが多いですが、ナックルボーラーにはその常識は通用しないとも言えます。MLBで200勝を達成したウェイクフィールドは通算のGB/FBが0.91となっており、フライの割合の方が高くなっています。球速が遅いので、フライになっても飛距離が出ず、フライアウトとなるケースが多いことが推測されます。

     SMH

     Soft%が36%と高くなっており、捉えられることは少なかったことが推測されます。やはり球速が遅いため、打者自身にパワーがなければ、強い打球を飛ばすのは難しいようです。

     Advanced
     Advanced

     坂田の投球結果に関する指標です。
     K%は10.2%となんとか2桁に乗せているものの、BB%が32.7%と極端に高くなっており、K-BB%は-22.4と大幅なマイナスとなっています。やはり制球力が最大の課題であることが改めて分かります。
     被打率は.276とそこまで高い数字にはなっておらず、四球さえ減らせばある程度の成績を残せることが推測されます。HRは打たれておらず、やはりナックルをスタンドまで飛ばすことは難しいようです。

     まとめ
     防御率だけを見るととても支配下になれる成績ではありませんが、制球力さえ改善すれば、多くのイニングを消化する中継ぎとして、一軍で活躍することも充分に考えられます。前例がないだけにコーチ陣の指導も参考にならない可能性もありますが、なんとか良い感覚を掴んでもらいたいところです。

     ※敬称略

     データ参照
     

     

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