10.12 就任会見 新井監督
 画像は中国新聞デジタルより

 「はいみなさんこんにちは!来季からカープの指揮を執ることになりました、新井です。よろしくお願いします。」
ー今の気持ちは 「マツダスタジアムに今日入ったんですけど、入った瞬間からドキドキワクワクという気持ちになってきました」
ー打診はいつ頃で決断まではどれくらいかかったか 「順位が決まったくらいにそういう話をいただいて、(決断までの期間ですか?と聞き返す)正直驚いたんですけど、私は1回カープを出てますので、それでも球団に戻ってこいと言っていただいて、そこから3連覇もさせていただいて、球団には大きな恩があるので、私には選択肢はなかったです(笑)」
ー解説の立場からこの4年間カープをどう見ていたか 「もちろん一緒にプレーした選手もまだプレーしてますし、また新しく入ってきた選手もいますけど、外から見ていて楽しみなチームだなと感じてましたし、若手にしてもまだまだできる若手がいるなと見てました」
ーカープをどのようなチームにしたいか 「強いチームというのは当然なんですけど、ファンの方々が見ていてワクワクするチームにしたいなと思います」
ーコーチ経験なしは野村謙さん以来だがプレッシャーや重圧はあるか 「もちろんあります。もちろんありますけど、その辺の覚悟はできています」
ー理想の監督像は 「正にその質問くると思ったんですけど、自分で考えてもどの監督を目指してっていうのはピンとこないんですよね。ですから、自分らしくと言いますか、肩肘張らずに自分らしくやっていくなかで、気がついたらそういう監督になっていたというのは、みなさんが評価するのだと思います」
ー3連覇後4年連続Bクラスとなっているが、どれくらいの期間でどのように成果を挙げたいか 「中々難しい質問ですね(笑)もちろん今を戦いながら、来年を戦いながら精一杯戦いながらというのは基本になるんですけど、中長期的なことも考えながら、指揮をしていかないといけないと思います。ただ、基本的には目の前の1試合、1試合の積み重ねだと思うんですよね。選手たちには今言ったように、目の前の試合を全力で頑張ってくれと言いたいですし、そこをマネージメントしていくのが私であり、コーチだと思います」
ー打診されてから山本浩二さんと話は 「もちろん浩二さんには一番に電話をしました」
ーどんな話をしたか 「大変じゃけど頑張れよ(モノマネ)というふうに、なんかあったら相談乗るからと言っていただきました」
ー現役をともにした選手もいるが監督としてどう関わり合うか 「もちろん一緒に現役をした選手もたくさんいますし、彼らは自分が現役のときにどのような考えでどのようにプレーしていたかを一番間近で見てくれていると思うんですよね。ですから多分、これは厳しいぞと思ってるんじゃないですかね(笑)」
ー今注目している若手は 「若手選手全員に期待しています。名前とかではなしに、全員に期待していますし、一軍二軍関係なしに、全員フラットな目で見ていこうと思っています」 ー野手投手関係なく? 「そうですね。野手も投手も全員期待してますし、フラットな目で見たいなと思っています」
ーコーチ陣には何を求めるか 「求めることですか?コーチ陣に求めること…まあ私もそうですけど、勝つためにはどうしたらいいのかというのを優先順位を1番にしてほしいですね。色んな起用とか采配とか色々あると思うんですけど、第1番はまず勝つためにどうすればいいかをまず考えてほしいですし、自分もそういう風に考えてます」
ー来週にはドラフトだが出席はするか 「出席します。はい」 ー競合したらくじは引くか 「もちろんです。競合しないことを祈ってます」 ー競合した場合の運の強さも注目されるが 「競合しないことを祈ってます(笑)」
ー再びユニフォームに袖を通すが想定より早いのか想定通りなのか 「タイミングというかそもそも想定していなかったので、全部のことに驚いてますね」
ー監督として選手たちにはどういうビジョンを持ってペナントを戦ってもらいたいか 「さっきも言ったんですけど、とにかく私自身も勝ちたいですし、勝つために、カープのために、今の自分に何が精一杯できるのかというのを常に考えてもらいたいですし、自分も勝つために何がベストなのか、カープのために何がベストなのか、そこは1年単位ではなしに、何年ユニフォームを着ているかわかりませんけど、中長期的なビジョンを自分の頭に入れて、やっていきたいと思っています」
ー最後にファンにメッセージを 「カープファンの皆様へ。マツダスタジアムを、真っ赤に染めてほしいです。そして選手に力をください。私たちはみなさんを喜ばし、またみなさんの気持ちを真っ赤に燃えさせるように頑張っていきたいと思います」
ー現役時代の経験から選手に伝えられることは 「質も量も大事なんですけど、やっぱりプロの世界は厳しいですから、またカープの伝統として猛練習という伝統があるので、量も質も両方追いかけていきたいですし、寝ていては上手くならないので、しっっっかりたっっぷり汗は流してもらいたいと思います
ー今後の監督としてのスケジュールは 「もちろん今すぐにでも練習に参加したいんですけど、スケジュール的なものもありますので、その辺りは球団と調整しながら、できる限りみんなと早くコミュニケーションをとりたいなと思っています」
ー同じ県工出身の高津監督がいるが高津監督はどのような存在か、そして高津ヤクルトを倒すビジョンは 「難しい質問ですねぇ…今仰ったように広島の同じ高校からセ・リーグの2つの球団の監督に同時にいるというのはすごく珍しいことだと思いますし、高津さんは連覇されてますし、ヤクルトも若手、ベテラン、そして外国人選手、すごくバランスのいいチームだと思うんですよね。すごく強いですし。ですから、そこにどう立ち向かっていくかというのは今から考えないとと思いますけど、そうですね。高津さんも高校の先輩なので、アドバイスいただけるかなと思ってます(笑)」
ー3連覇の時の強さを取り戻すには何が必要だと考えるか 「まずは若手の底上げといいますか、力をつけさせることが大切だと思ってます。ただ、シーズンは長いので。3連覇した時がそうであったように、若手だけでは勝てないんですよね。あの頃も若手、中堅、ベテラン、そして外国人選手ですよね、すごくバランスのいいチームだったので、何事においてもバランスというのを大切にしていきたいと思ってます」
ーバランスというのは投打やシーズン通しての戦力的なものであったり 「そうですね、全てにおいて言えるものだと思ってます。1試合1試合のゲームのバランスもそうですし、シーズン中も、1年単位で考えたとして、シーズンの序盤、中盤、後半(夏以降)、そういうことも頭に置きながら投手の起用であったり、采配であったり、そういうものもやっていきたいなと思ってます。目の前の戦いにはもちろん一生懸命全力で戦うんですけど、同時に1シーズンでも中長期的な考え、ビジョンを持って戦いたいと思っています」
ー今日のネクタイ(赤いネクタイ)はご自身で選ばれた? 「そうですね、自分で。小さい頃から私も広島でカープファンでしたし、どれか色を選びなさいと言われれば小さい頃から赤でしたし、今日も赤です(笑)」
ー外から見てカープの強みと弱みは 「まずは強みなんですけど、投手野手これからという選手がたくさんいると思います。ポテンシャルの高い選手もたくさんいると思います。そこらは楽しみです。弱みは今年の戦いのなかでもそうだったんですけど、カープの昔からの伝統というと、グラウンドを走り回る野球ですよね。私も小さい頃にそういう野球を見てきてますので、そういった面では少し走るという点では寂しかったなと思います。これは足が速い遅いではなしに、盗塁ができるできないではなしに、もっと走塁の意識というものを持ちながら、打つだけではなしに、もちろん打つこともやっていくんですけど、打つ方と走る方、両方の面で相手チームにプレッシャーをかけれるような、そんなチームにしたいと思ってます」
ーファンとしては25番のイメージが強いが監督らしい番号をつけるのか 「どうなんですかね(笑)球団の方には何番がいいという風に言われたので15番をくださいと(場内爆笑)言ったんですけど、鈴木さん(球団本部長)が本人に言ってくれという風に言われましたので、私直には怖くて言えないので、まだ何番か決まってません」
ー以上で会見終了となります 「いいですか?ではみなさん、ありがとうございました」

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