松山竜平

     松山竜平外野手のデータ分析noteを書きました。

     簡単に読める内容なので是非お読みください。

       

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     8.17 松山ら
     画像は中国新聞デジタルより

     鯉戦士の2022年シーズンをデータで振り返る!本日は松山竜平外野手の活躍を振り返ります。

     
    関連リンク
     

     選手詳細
     松山 竜平(まつやま りゅうへい) 外野手 37歳 176cm100kg 右投左打 2007ドラフト4位

     基本成績
     一軍
     Standard 一軍

     二軍
     Standard 二軍

     寸評
     天才的なバットコントロールと、勝負強さでカープを支えてきた頼れるベテラン外野手。今季は多くの基本成績が悪化したものの、サヨナラ打を放つなど勝負強い打撃は未だ健在だ。長野の移籍によりチーム最年長となる来季は、チームをまとめる役割も期待される。

     分析(用語集はこちら)
     ※二軍成績はサンプル不足のため割愛
     Pitch Value
     Pitch Value

     松山の球種別得点増減数です。シンカー以外は100球当たりの換算を行っています。
     カーブとフォークがプラスとなりました。低めの球を上手くすくい上げる打撃が特徴の1つですが、今季はその特徴を活かした打撃ができていたことが推測されます。一方で、昨季はプラスだったストレート・2シーム・カットボールといった速球系の球種はマイナスとなりました。加齢による衰えが懸念されます。

     Plate Discipline
     Plate Discipline

     松山の打撃内容に関する指標です。
     スイング率は、昨季よりは上昇したものの未だに平均以下となっています。ボールゾーンは平均以上となっており、ボール球を振らされるケースが多くなっていたことが推測されます。
     コンタクト率は、平均以上だった昨季よりさらに上昇となりました。バットコントロールには未だ衰えはみられません。
     ゾーン率とファーストストライク率は、ともに平均以下となりました。重要な場面での代打も多いこともあり、相手も慎重に攻めてくるケースが多かったことが推測されます。
     空振り率は、昨季よりわずかに上昇したものの未だに平均以下となっています。コンタクト率の高さからも推測できたように、空振りは少なめとなっています。

     Batted Ball
     GBFB 2021

     GBFB 2022

     ゴロの比率が高いグラウンドボールヒッターとなっています。長打が多いイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、実際は高いコンタクト能力を活かして安打を量産するアベレージヒッターのため、GB/FBも1.00を超えているシーズンの方が多くなっています。今季は傾向通りの数字となりました。

     SMH 2021

     SMH 2022

     昨季とほぼ変わらず、Hard%・Soft%ともに平均よりも良い数字となりました。引き続きこの数字を維持してもらいたいところです。

     Advanced
     Advanced

     松山の打撃結果に関する指標です。
     BB/Kは平均以上とはなっているものの、昨季より悪化となりました。BB%が平均以下となっているため、来季はもう少し四球を増やしていきたいところです。
     その他の指標は、多くが悪化となりました。ISOは昨季に続いて0割台となっており、長打力が低下してきていることが推測されます。年齢を加味すれば長打力の低下は仕方ない部分もありますが、打率は.250程度までは上昇させてもらいたいところです。
     走塁面では、SPDは平均以下、UBRもマイナスとなりましたが、昨季よりは良化となりました。代走を送られるケースも多いですが、出塁したからには1つでも先の塁を狙った積極的な走塁をしてもらいたいところです。

     Fielding
     Fielding

     松山の守備に関する指標です。
     ファーストとレフトの2ポジションに就きました。
     ほぼ全ての指標がマイナスとなりました。守備での貢献は望めません。

     Win Probability
     Win Probability

     松山の勝利への貢献度に関する指標です。
     RE24とREWはマイナスとなったものの、WPAとClutchはプラスとなりました。基本的には得点期待値を下げてしまうバッティングが多いものの、試合の行方を左右する重要な場面では結果を残していたことが推測されます。

     Value
     Value

     松山のチームへの貢献度に関する指標です。
     全てマイナスとなりました。Base RunningとFieldingでマイナスとなるのは仕方ないですが、Battingが大きなマイナスとなってしまっては、立場は厳しくなってしまうでしょう。1年間一軍で起用され続けるには、Battingをプラスに転じさせることは最低条件となってきます。

     まとめ
     勝負強さを発揮したシーズンとなりました。ただ、重要な場面以外で凡退が多くなってしまえば、いくら勝負強さがあっても一軍に帯同し続けることは難しくなってくるでしょう。来季も代打がメインとなることが予想されるので、1打席で結果を残すために、どれだけ準備をして待機できるかがカギとなってきそうです。

     ※敬称略

     データ参照
     

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     15896
     画像はデイリースポーツより

     鯉戦士の2021年シーズンをデータで振り返る!本日は松山竜平外野手の活躍を振り返ります。

     関連リンク
     

     ※ある程度2軍戦にも出場していますが、松山外野手の実績なども考慮して詳細は1軍のみ掲載します。

     選手詳細
     松山 竜平(まつやま りゅうへい) 外野手 36歳 176cm95kg 右投左打 2007ドラフト4位

     基本成績 ※前年比良化悪化
     一軍:85試 175打数 46安 10二 0三 2本 29打点 17四死 0盗 22三振 打率.263 OPS.679 WAR-1.1
     二軍:4試 11打数 4安 0二 0三 0本 2打点 0四死 0盗 2三振 打率.364 OPS.727 WAR-0.0

     寸評
     怪我などもあり出場機会は昨季より減少してしまいました。多くの若手が台頭してきていますが、まだまだ老け込む年ではありません。自分に与えられた役割をこなしてチームの勝利に貢献し、再びカープを頂点へと導きます。

     分析(用語集はこちら)
     打撃成績
     Pitch Type
     ①FA%=36.6
     ②FT%=11.8
     ③SL%=18.3
     ④CT%=5.6
     ⑤CB%=6.0
     ⑥CH%=6.9
     ⑦SF%=13.7
     ⑧SI%=1.1
     
     今季の被投球の割合です。ストレートとスライダーに加えて、2シームとフォークの割合も多くなっています。

     Pitch Value ※前年比良化悪化
     ①wFA=2.7
     ②wFT=5.2
     ③wSL=-3.4
     ④wCT=2.1
     ⑤wCB=-1.4
     ⑥wCH=-2.1
     ⑦wSF=-0.6
     ⑧wSI=2.5
     ⑨wFA/C=1.01
     ⑩wFT/C=5.94
     ⑪wSL/C=-2.52
     ⑫wCT/C=5.14
     ⑬wCB/C=-3.20
     ⑭wCH/C=-4.16
     ⑮wSF/C=-0.63
     ⑯wSI/C=31.04
     
     プラスマイナスが半々に分かれました。2シームとシンカーがプラスになっており、フロントドアや外に逃げていく球に対して強さを発揮していたことが推測されます。
     一方でチェンジアップとフォークがマイナスとなっており、落ちる系の球種には弱かったことが推測されます。

     Plate Discipline ※前年比上昇低下
     ①O-Swing%=32.4
     ②Z-Swing%=58.5
     ③Swing%=42.6
     ④O-Contact%=78.6
     ⑤Z-Contact%=89.9
     ⑥Contact%=84.7
     ⑦Zone%=39.2
     ⑧F-Strike%=44.3
     ⑨SwStr%=6.5

     卓越したバットコントロールが武器の選手らしく、コンタクト率・空振り率ともに高水準の数字を残しています。どちらも野間外野手・西川外野手に次いでチームでは3位となっており、その技術に衰えは感じられません
     また、ボールゾーンスイング率が32.4%と少し高めになっていますが、ボールゾーンコンタクト率も78.6%で150打席以上の選手の中では6位と高くなっており、どんなボールでもバットに当てられる球界屈指のコンタクト能力の持ち主であることが分かります。

     Batted Ball ※前年比上昇低下
     ①GB/FB=1.25
     ②LD%=8.4
     ③GB%=51.0
     ④FB%=40.6
     ⑤IFFB%=14.3
     ⑥HR/FB=3.2
     ⑦IFH=6
     ⑧IFH%=7.6
     ⑨GBOut%=69.6
     ⑩OFOut%=76.9
     ⑪Pull%=35.6
     ⑫Cent%=33.6
     ⑬Oppo%=30.9
     ⑭Soft%=21.9
     ⑮Mid%=40.6
     ⑯Hard%=37.4

     ①が1を超えており、グラウンドボールヒッターとなっています。フライボールが多いイメージを持たれがちな選手ですが、2014年以降で最も高いFB%は2017年の51.8%とそこまで多くはなく、基本的にはゴロの方が多い選手となっています。
     打球方向は、全て30%台とバランス良く打ち分けています。逆方向が30%を超えるのは2014年以降では初めてとなっており、逆方向への意識が例年よりも強くあったことが推測されます。
     打球の強さに関しては、Hard%が37.4%と好成績を残した2017年の37.9%に迫る数字となっており、衰えを感じさせない内容となっています。

     Advanced ※前年比良化悪化
     ①PA=194
     ②BB%=8.8
     ③K%=11.3
     ④BB/K=0.77
     ⑤AVG=.263
     ⑥OBP=.325
     ⑦SLG=.354
     ⑧OPS=.679
     ⑨ISO=.091
     ⑩Spd=0.2
     ⑪BABIP=.288
     ⑫UBR=-4.0
     ⑬wSB=0.0
     ⑭wRC=19.8
     ⑮wRAA=0.0
     ⑯wOBA=.318
     ⑰wRC+=95

     四球率と三振率が良化したことで、④も前年の0.24から大きく改善されています。その影響もあり、打率は悪化しましたが出塁率は良化となっています。
     一方で明らかに悪化しているのが長打力です。⑨が2012年以来9年ぶりに0割台となっており、主力選手となってからは初めてとなっています。Hard%は低下していないものの、フライボールが例年よりもさらに少なくなっていたことが影響しているものと思われます。
     また、⑯・⑰を見る限り、ほぼ平均的な打者であったことが分かります。

     守備成績
     Fielding 1B/LF ※前年比良化悪化
     ①Inn=196/76.1
     ②ARM=-/-0.8
     ③DPR=-0.1/-
     ④RngR=-5.1/-1.7
     ⑤ErrR=-0.7/0.1
     ⑥UZR=-5.8/-2.4

     主にファーストを守り、2年ぶりにレフトも守りました。ほぼ全てがマイナスとなるなど決して守備が良いとは言えません。年齢的にも守備についてスタメンで出場するのは難しいかもしれません。

     総合成績
     Win Probability ※前年比良化悪化
     ①WPA=-0.40
     ②-WPA=-4.24
     ③+WPA=3.84
     ④RE24=5.08
     ⑤REW=0.55
     ⑥pLI=1.25
     ⑦phLI=1.67
     ⑧PH=48
     ⑨WPA/LI=-0.32
     ⑩Clutch=-0.85

     WPAが2014年以降では初めてマイナスとなりました。④・⑤は前年より良化となっていることから、得点の期待値を増やすことはできていたものの、勝利がかかる大事な場面で結果を出すことがあまりできなかったために、WPAがマイナスとなってしまったことが推測されます。

     Value ※前年比良化悪化
     ①Batting=-1.0
     ②Base Running=-4.0
     ③Fielding=-8.3
     ④Positional=-3.3
     ⑤Offense=-5.0
     ⑥Defense=-11.6
     ⑦RAR=-10.7
     ⑧WAR=-1.1

     走攻守全てでマイナスを記録し、WARも3年連続のマイナスとなってしまいました。守備走塁は仕方ない部分ですが、打撃でもマイナスを記録しては立場は危うくなってきます。来季は打撃だけでもプラスにしていきたいところです。

     まとめ
     高いコンタクト能力は未だ健在ですが、打球が上がりにくくなっていることで長打力が衰えてきています。勝負強さもあまり見られず、チャンスでの代打起用にもあまり期待はもてないのが現状です。交流戦のDHでのスタメンや、チャンスメイクをしたい時の代打を主な起用とするべきだと思われます。ただ、もちろん本人は代打で終わりたくないとも語っており、来季どのようなコンディションに仕上げてくるかが注目されます。

     
    データ参照
     

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