石原貴規

     石原貴規捕手のデータ分析noteを書きました。

     簡単に読める内容なので是非お読みください。

       

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     10.31 フェニックスリーグ 石原貴
     画像は宮崎市観光協会特設サイトより

     鯉戦士の2022年シーズンをデータで振り返る!本日は石原貴規捕手の活躍を振り返ります。

     
    関連リンク
     

     

     選手詳細
     石原 貴規(いしはら ともき) 捕手 24歳 173cm85kg 右投右打 2019ドラフト5位

     基本成績
     二軍
     Standard 二軍

     一軍
     Standard 一軍

     寸評
     高い捕手能力と、パンチ力が魅力の大卒3年目。昨季は一軍で4HRを放つなど長打力を発揮したが、今季は2安打と苦しんだ。持丸の支配下昇格、坂倉の捕手専念、ドラフト4位の清水の入団とライバルが続々と増えている中で、自身の強みをアピールして正捕手の座を掴みたいところだ。

     分析(用語集はこちら)
     Pitch Value
     一軍
     Pitch Value 一軍

     二軍
     Pitch Value 二軍

     石原貴の球種別得点増減数です。100球当たりの換算は行っていません。
     一軍は打席数が少ないこともあり、小さな数字が多くなっています。
     二軍では、カットボールとストレートのみがプラスで、残りは0以下となっています。球速帯の速い球種を得意としていたことが推測されます。
     カットボールがプラスにもかかわらずスライダーが大きくマイナスとなっており、小さな曲がり幅には対応できても、大きいそれには対応できていなかったことが推測されます。

     Plate Discipline
     一軍
     Plate Discipline 一軍

     二軍
     Plate Discipline 二軍

     石原貴の打撃内容に関する指標です。
     スイング率は、平均よりは高いものの全体的に昨季より低下となっています。かなり積極的に仕掛けていた昨季よりは慎重になっていたようです。
     コンタクト率は、平均的だった昨季とほぼ変わらない数字となっています。一・二軍ともにボールゾーンの数字が上昇しており、ボール球への対応力が向上していたことが推測されます。
     ゾーン率・ファーストストライク率ともに昨季より低下となっています。昨季は一軍で、今季は二軍で4HRを放っており、多少相手が長打を警戒していたことが推測されます。
     空振り率は、昨季より低下となっており、平均的な数字となっています。コンタクト率と連動して平均に近くなっていることが分かります。

     Batted Ball
     一軍
     GBFB 2021 一軍

     GBFB 2022 一軍

     二軍
     GBFB 2021 二軍

     GBFB 2022 二軍

     サンプルが少ない今季の一軍ではグラウンドボールヒッターとなっていますが、それ以外ではフライボールヒッターとなっています。パンチ力が魅力であることを考えれば、打球に角度をつけるようとしていることは良い傾向と言えるでしょう。

     一軍
     SMH 2021 一軍

     SMH 2022 一軍

     二軍
     SMH 2021 二軍

     SMH 2022 二軍

     昨季までは比較的Hard%が高めとなっていましたが、今季の二軍では平均的な数字となってしまっています。また、その分Soft%が上昇しており、打ち取られた打球が増えていたことが分かります。来季は昨季の数字に戻していきたいところです。

     Advanced
     一軍
     Advanced 一軍

     二軍
     Advanced 二軍

     石原貴の打撃結果に関する指標です。
     BB%など、選球眼に関する指標は昨季より良化しており、今季はボールを見極められていたことが分かります。スイング率が低下していたことも関係しているものと思われます。
     しかし、それ以外は多くの指標で悪化となっています。昨季は10割を超えていたOPS今季は7割台前半まで低下しており、昨季ほどの長打力は発揮できていなかったことが分かります。また、昨季はBABIPが.463と非常に高くなっており、成績の良さには運の良さも絡んでいたことが分かります。
     走塁面ではSPDが2.9、UBRが-1.4となっており、平均以下の走力となっています。

     Fielding
     一軍
     Fielding 一軍

     二軍
     Fielding 二軍

     石原貴の守備に関する指標です。
     一軍では、今季は40.1イニングでマスクを被りました。UZR1000,1200は悪化となっているものの、それ以外の指標ではプラスとなっています。ある程度守備力は向上していたことが推測されます。
     二軍では、今季は286イニングでマスクを被りました。Catcherが昨季よりわずかではあるものの上昇しており、盗塁阻止やブロッキングなど、捕手としての能力は向上していたことが推測されます。ただ、ErrRとUZRは昨季より低下しており、動きのある守備には課題があることが推測されます。

     まとめ
     一軍での出場機会は減り、二軍での数字は落ちるなど悔しいシーズンとなりました。パンチ力も魅力ではありますが、打撃で坂倉を超えることは難しいので、一番の強みである守備をさらに磨き、投手陣の信頼を勝ち取ることが、正捕手への近道かもしれません。

     ※敬称略

     データ参照
     

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     画像はデイリースポーツより

     鯉戦士の2021年シーズンをデータで振り返る!本日は石原貴規捕手の活躍を振り返ります。

     関連リンク

     

     選手詳細
     石原 貴規(いしはら ともき) 捕手 23歳 173cm85kg 右投右打 2019ドラフト5位

     基本成績 ※前年比良化悪化
     一軍:60試 113打数 27安 1二 0三 4本 12打点 9四死 1盗 24三振 打率.239 OPS.647 WAR0.4
     二軍:17試 55打数 21安 8二 0三 2本 11打点 4四死 0盗 12三振 打率.382 OPS1.060 WAR1.3

     寸評
     今季は一軍初出場を果たすと、チームで3番目の出場機会を与えられるなど、首脳陣の期待を受けてプレーするシーズンとなりました。レギュラー争いが激しいポジションではありますが、評価の高い守備を武器に正捕手を狙います。

     分析(用語集はこちら)
     打撃成績
     Pitch Type 一軍/二軍
     ①FA%=39.8/45.7
     ②FT%=5.9/4.3
     ③SL%=22.9/10.4
     ④CT%=5.7/3.5
     ⑤CB%=7.3/8.7
     ⑥CH%=8.1/3.0
     ⑦SF%=6.1/4.8
     ⑧SI%=4.1/3.9
     ⑨XX%=0.2/15.7

     今季の被投球の割合です。ストレートとスライダーの割合が多く、大半の野手と同じような割合になっています。

     Pitch Value 一軍/二軍 ※前年比良化悪化
     ①wFA=-5.2/2.2
     ②wFT=-2.1/0.0
     ③wSL=-0.2/1.3
     ④wCT=-1.0/-0.9
     ⑤wCB=-0.3/0.5
     ⑥wCH=1.5/0.5
     ⑦wSF=0.5/1.2
     ⑧wSI=-0.1/-0.5
     ⑨wFA/C=-2.65/2.08
     ⑩wFT/C=-7.40/0.15
     ⑪wSL/C=-0.14/5.39
     ⑫wCT/C=-3.47/-10.86
     ⑬wCB/C=-0.93/2.28
     ⑭wCH/C=3.69/7.79
     ⑮wSF/C=1.54/10.98
     ⑯wSI/C=-0.47/-5.32
     
     多くの球種でマイナスとなっています。特にストレートのマイナスが大きく、一軍レベルの直球にはまだ対応できていないことが推測されます。
     一方でプラスとなっているのがチェンジアップとフォークです。落ちる系の球種には比較的強かったことが分かります。

     Plate Discipline 一軍/二軍 ※前年比上昇低下
     ①O-Swing%=34.4/30.3
     ②Z-Swing%=75.1/82.4
     ③Swing%=52.0/53.1
     ④O-Contact%=62.5/57.6
     ⑤Z-Contact%=84.4/87.1
     ⑥Contact%=76.2/77.7
     ⑦Zone%=43.3/43.8
     ⑧F-Strike%=50.0/42.9
     ⑨SwStr%=12.4/11.9

     コンタクト率が100打席以上の選手171人中の108位、空振り率が125位と少し悪い数字となっています。その内容を見ていくと、ボールゾーンのコンタクト率が全体の83位であるのに対して、ストライクゾーンのコンタクト率は116位となっており、ストライクゾーンに来たボールに対しての空振りが多いことが悪い数字につながっていることが分かります。ただ、スイング率が24位と高めになっており、積極的に仕掛けていっていることは評価されるポイントです。

     Batted Ball 一軍/二軍/ ※前年比上昇低下
     ①GB/FB=0.83/0.77
     ②LD%=16.7/9.3
     ③GB%=37.8/39.5
     ④FB%=45.6/51.2
     ⑤IFFB%=4.9/9.1
     ⑥HR/FB=9.8/9.1
     ⑦GBOut%=79.4/64.7
     ⑧OFOut%=88.6/44.4
     ⑨Pull%=35.6/41.5
     ⑩Cent%=37.8/31.7
     ⑪Oppo%=26.7/26.8
     ⑫Soft%=22.2/18.6
     ⑬Mid%=40.0/44.2
     ⑭Hard%=37.8/37.2

     ①が1を割っており、フライボールヒッターとなっています。4本という本塁打の数からも、パンチ力があるのは推測できるので、アプローチとしては間違っていないでしょう。②も16.7%と全体でも2位の数字となっており、ヒット性の打球を放つケースが多かったことが分かります。
     打球方向は、センターから引っ張り方向が多くなっており、鋭く引っ張る意識があったことが推測されます。
     打球の強さに関しては、Hard%が37.8%で山田哲人選手に次ぐ48位となっており、比較的強い打球が多かったことが分かります。

     Advanced 一軍/二軍 ※前年比良化悪化
     ①PA=125/59
     ②BB%=7.2/6.8
     ③K%=19.2/20.3
     ④BB/K=0.38/0.33
     ⑤AVG=.239/.382
     ⑥OBP=.293/.424
     ⑦SLG=.354/.636
     ⑧OPS=.647/1.060
     ⑨ISO=.115/.255
     ⑩Spd=1.3/0.1
     ⑪BABIP=.267/.463
     ⑫UBR=0.4/-0.5
     ⑬wSB=0.2/0.0
     ⑭wRC=10.2/12.9
     ⑮wRAA=-2.6/6.8
     ⑯wOBA=.292/.454
     ⑰wRC+=77/214

     三振率はなんとか20%はきっているものの、少し高めの数字となっています。できれば15%前後まで落としていきたいところです。
     長打力に関してですが、二軍ではOPSが1を超えるなど思っていたよりも高く、⑨はチームで林内野手に次ぐ7位となっています。守備のイメージがある選手ですが、會澤捕手のようになれる可能性を秘めています
     ⑬以降の数字を見るとあまりチームに貢献できているとは言えませんが、出場機会が増えていけばこれらの数字も順調に伸びていくものと予測されます。

     守備成績
     Fielding 一軍/二軍 ※前年比良化悪化
     ①Inn=294/129
     ②Catcher=-1.1/1.7
     ③ErrR=0.1/0.1
     ④UZR=-1.0/1.7

     出場はキャッチャーのみです。数字では計りづらいポジションではありますが、極端に悪いわけでもなく、無難にこなしていると推測されます。栗林投手の登板時に抑え捕手として起用されるなど、首脳陣からも一定の信頼を得ているようです。

     総合成績
     Win Probability 一軍/二軍 ※前年比良化悪化
     ①WPA=-0.72/0.70
     ②-WPA=-2.39/-0.72
     ③+WPA=1.68/1.41
     ④RE24=-7.21/8.11
     ⑤REW=-0.78/0.86
     ⑥pLI=0.92/0.84
     ⑦phLI=0.31/0.03
     ⑧PH=6/1
     ⑨WPA/LI=-0.78/0.83
     ⑩Clutch=0.03/0.09

     WPAはマイナスとなっており、重要な場面であまり打てなかった、重要な場面を任されることが少なったことが推測されます。ただ、今年が一軍初出場のシーズンであり、仕方ない部分もあります。来年はまずは少しでもプラスに転じられるよう活躍してほしいところです。

     Value 一軍/二軍 ※前年比良化悪化
     ①Batting=-3.2/7.0
     ②Base Running=0.5/-0.5
     ③Fielding=-1.0/1.7
     ④Positional=3.6/1.7
     ⑤Offense=-2.6/6.6
     ⑥Defense=2.5/3.5
     ⑦RAR=3.7/11.9
     ⑧WAR=0.4/1.3

     攻撃面ではあまり良い数字を残せなかったものの、捕手らしく守備での貢献で数字を伸ばし、WARをプラスとしました。来年以降もその堅い守りと、パンチ力を活かした打撃で数字を伸ばしてくれるでしょう。

     まとめ
     パンチ力のある打撃と堅実な守備が長所となっていました。ただ、打撃はまだ確実性に欠ける部分があり、もっと打球を発生させるようにならなければいけません空振り率を下げていけば會澤捕手のように攻守の要としてチームを勝利に導く捕手になれるはずです。

     データ参照
     

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