ロベルト・コルニエル

     ロベルト・コルニエル投手のデータ分析noteを書きました。

     簡単に読める内容なので是非お読みください。

       

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     10.10 フェニックスリーグ コルニエル
     画像は宮崎市観光協会特設サイトより

     鯉戦士の2022年シーズンをデータで振り返る!本日はロベルト・コルニエル投手の活躍を振り返ります。

     
    関連リンク
     

     

     選手詳細
     ロベルト・コルニエル(Robert Corniel) 投手 27歳 194cm101kg 右投右打 

     基本成績
     一軍
     Standard 一軍

     二軍
     Standard 二軍

     寸評
     MAX165km/hの剛速球で相手をねじ伏せるドミニカ出身の剛腕。昨季は中継ぎとして50試合登板を果たすなどブレークしたが、今季はコンディション不良やコロナ感染の影響もあって12試合登板にとどまった。フェニックスリーグでは先発として4試合に登板しており、来季は開幕ローテ争いに加わる見込みだ。

     分析(用語集はこちら)
     ※昨季の二軍成績はサンプル不足のため割愛
     Pitch Type
     二軍
     Pitch Type 二軍 2022

     一軍
     Pitch Type 一軍 2021

     Pitch Type 一軍 2022

     球種はストレート・スライダー・フォークの3つとなっています。ストレートの割合は7割近くになっており、直球中心の構成となっていることが分かります。
     平均球速は全体的に昨季より低下となっています。それでも一軍では154.4km/hと155km/hに迫る数字を残しており、剛腕は今季も健在だったことが分かります。

     Pitch Value
     二軍
     Pitch Value 二軍

     一軍
     Pitch Value 一軍

     コルニエルの球種別失点増減数です。100球当たりの換算を行っています。
     変化球がプラス、直球がマイナスだった昨季に対して、今季は直球がプラス変化球がマイナスとなっています。最大の武器であるストレートの球質は良化したものの、変化球は効果的に使えていなかったことが分かります。

     Plate Discipline
     二軍
     Plate Discipline 二軍

     一軍
     Plate Discipline 一軍

     コルニエルの投球内容に関する指標です。
     被スイング率は、平均以上だった昨季よりもさらに上昇となっています。制球力もある程度あり、空振りも多いタイプのため、相手も早めに仕掛けざるを得なくなっていたことが推測されます。
     被コンタクト率は、平均以下だった昨季よりもさらに低下となっています。155km/h前後のストレートを常時投げ込むことで、バットに当てさせていなかったことが推測されます。
     ゾーン率は昨季より上昇しましたが、ファーストストライク率は低下となりました。平均以上の制球力は健在で、昨季よりも入りが慎重になっていたことが推測されます。
     空振り率は、平均以上だった昨季よりもさらに上昇し、15%となっています。イニング数は少ないものの、ファイターズの守護神である北山と同じ数字となっており、クローザー級の数字を残していたことが分かります。

     Batted Ball
     二軍
     GBFB 二軍 2022

     一軍
     GBFB 一軍 2021

     GBFB 一軍 2022

     剛速球でバンバン空振りを奪うタイプとは裏腹に、GB/FBは基本的に1.00以上をマークするグラウンドボールピッチャーとなっています。先発投手はなるべく球数を節約するために打たせて取るピッチングも求められるので、来季もこの数字を維持していきたいところです。

     二軍
     SMH 二軍 2022

     一軍
     SMH 一軍 2021

     SMH 一軍 2022

     Hard%・Soft%ともに昨季より良化し、平均よりも良い数字となっています。特に二軍ではSoft%が36%と非常に高い数字となっており、二軍レベルの打者であればねじ伏せられていたことが分かります。

     Advanced
     二軍
     Advanced 二軍

     一軍
     Advanced 一軍

     コルニエルの投球結果に関する指標です。
     高いK%を維持しつつ、BB%を6.1%まで抑えることで、平均のほぼ2倍である高いK-BB%をマークしました。高い制球力と空振り率をしっかりと活かした数字となっています。
     その他の指標も、多くが昨季より良化となりました。ただ、HR/9は昨季と変わらず1.17と平均よりも悪い数字となっています。スピードボールを武器にしているにもかかわらず、被弾が多いというのが最大の課題なので、来季は不用意な一球を可能な限り減らし、HR/9を0点台にしていきたいところです。

     Win Probability/Value
     二軍
     Win Probability&Value 二軍

     一軍
     Win Probability&Value 一軍

     コルニエルのチームへの貢献度に関する指標です。
     WPAはマイナスではあるものの、昨季よりは良化となっています。RE24やREWもマイナスからプラスに転じており、重要な場面を抑える確率が昨季よりも高かったことが分かります。
     RARやWARは、イニングが減少したことで昨季より悪化となっています。来季は先発でイニングを増やし、キャリアハイの数字をマークしてもらいたいところです。

     まとめ
     昨季より登板数は減少したものの、投球の質は昨季より良くなったシーズンでした。制球力などにも問題はなく、目立った課題は被弾数の多さくらいとなっています。先発転向となれば1試合で長いイニングを投げることとなるので、より不用意な一球に気を付け、被弾数を減らしていきたいところです。

     ※敬称略

     データ参照
     

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     15526
     画像はデイリースポーツより

     鯉戦士の2021年シーズンをデータで振り返る!本日はロベルト・コルニエル投手の活躍を振り返ります。

     関連リンク
     

     ※二軍戦は2イニングのみの登板なので、基本成績のみ掲載します。比較もありません。
     ※前年は一軍での登板がないので、一軍成績の比較はありません。


     選手詳細
     ロベルト・コルニエル(Robert Corniel) 投手 26歳 193cm99kg 右投右打 

     基本成績
     一軍:50試 61.1回 1勝2敗10H0S 79奪三振 28四 3死 防御率3.82 WAR0.7
     二軍:2試 2回 0勝0敗0H0S 4奪三振 2四 0死 防御率4.50 WAR0.1

     寸評
     今季の開幕直前に支配下登録されたアカデミー出身のドミニカンは、その圧倒的な体格から投じられるボールで一気にブレイクしました。しかし、まだ詰めの甘い部分が多いため、そこを改善していけば来季はもっと良い成績を残せるはずです。

     分析(用語集はこちら)
     Pitch Type
     ①FA%=67.0
     ②SL%=22.7
     ③SF%=10.3
     ④FAv=155.3
     ⑤SLv=136.1
     ⑥SFv=144.0
     
     ストレート・スライダー・フォークの3球種で構成されています。投球割合はストレートが67%と非常に多くなっており、やはりストレート中心の投球となっていたことが分かります。
     平均球速もストレートが155.3km/hでカープでは1位、全体の60イニング以上投げた投手の中でも2位とさすがのスピードをマークしています。

     Pitch Value ※プラスマイナス
     ①wFA=-3.2
     ②wSL=0.8
     ③wSF=0.2
     ④wFA/C=-0.43
     ⑤wSL/C=0.31
     ⑥wSF/C=0.14

     プラスマイナスともに小さい数字となっています。自慢のストレートがマイナスとなってしまっていますが、投球割合が多かったことや、制球ができていなかったことが影響していることが推測されます。

     Plate Discipline
     ①O-Swing%=29.6
     ②Z-Swing%=71.1
     ③Swing%=49.4
     ④O-Contact%=54.4
     ⑤Z-Contact%=82.6
     ⑥Contact%=73.8
     ⑦Zone%=47.7
     ⑧F-Strike%=49.4
     ⑨SwStr%=12.9

     60イニング以上投げた投手の中で、コンタクト率は12位、空振り率は9位となっており、バットに当てさせないケースが多かったことが分かります。
     また、⑦や⑧の数字も40%台後半と高くなっており、制球にもそこまで苦しんではいなかったことが分かります。

     Batted Ball
     ①DER=.669
     ②GB/FB=1.37
     ③LD%=7.2
     ④GB%=53.6
     ⑤FB%=39.2
     ⑥IFFB%=10.0
     ⑦HR/FB=13.3
     ⑧Strikes=526
     ⑨Balls=577
     ⑩Pitches=1103
     ⑪Pull%=26.1
     ⑫Cent%=36.3
     ⑬Oppo%=37.6
     ⑭Soft%=15.3
     ⑮Mid%=48.7
     ⑯Hard%=36.0

     ②が1を超えており、グラウンドボールピッチャーとなっています。MAX165km/hのストレートを最大の武器としている投手としては意外な数字となりました。また、⑦が13.3と60イニング以上投げた投手の中ではワースト4位となっており、フライを打たれるとHRになるケースが多かったことが分かります。
     被打球方向は、センターから逆方向が多くなっており、速いストレートにタイミングが合わない打者が多かったことが推測されます。
     被打球の強さに関しては、Soft%が非常に低くなっており、ある程度強い打球を打たれるケースが多かったことが推測されます。球速は速いものの、球威はあまりない可能性が考えられます

     Advanced
     ①K%=29.4
     ②BB%=10.4
     ③K-BB%=19.0
     ④HR/9=1.17
     ⑤AVG=.246
     ⑥WHIP=1.37
     ⑦LOB%=73.9
     ⑧RA-=116
     ⑨FIP-=99
     ⑩xFIP-=81
     ⑪RA=4.55
     ⑫FIP=3.87
     ⑬xFIP=3.17
     ⑭tRA=3.58

     奪三振率は60イニング以上投げた投手の中では1位の29.4%と非常に高くなっており、球界でも屈指の奪三振能力を持っていることが分かります。しかし、与四球率も10.4%でワースト7位と、高くなってしまっており、制球が乱れるケースが多々あったことが推測されます。
     ⑧は100を上回っているものの、⑨・⑩は下回っており、平均よりも優れている投手であることが分かります。⑬が3.17と防御率よりも0.65も低くなっており、被弾を平均ほどの数字にしていけば、優秀なリリーバーになれることが推測されます。

     Win Probability ※プラスマイナス
     ①WPA=-0.92
     ②-WPA=-3.91
     ③+WPA=2.99
     ④RE24=-2.45
     ⑤REW=-0.26
     ⑥WPA/LI=-1.26
     ⑦Clutch=-0.97

     ③以外の指標は全てマイナスとなってしまいました。抑える時はあっさり抑えるも、ランナーを出してしまうと失点するケースが多いことが、試合を見ていてのイメージとこの数字から推測されます。

     Valueプラスマイナス
     ①SP IP=0
     ②RP IP=61.1
     ③RP RAR=6.3
     ④WAR=0.7

     救援として61.1イニングを投げました。Win Probabilityの項目ではマイナスが並んだものの、この項目では③・④ともにプラスとなりました。50試合登板ながら61.1イニングを投げるというイニングイーターぶりが評価された形となりました。

     まとめ
     圧倒的な奪三振能力を誇りながら、被弾の多さがネックとなっています球速は球界随一ながらも失点することが多いストレートよりも、フォークやスライダーの投球割合をもっと増やしていけば変わってくるかもしれません。特に調子が良い時は145km/hを超えるスプリットがいいコースに決まるので、そのような投球を増やしていってほしいところです。

     データ参照
     

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