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 選手・監督としてカープで活躍し、黄金期を築き上げた古葉竹識さんが12日に死去していたことが球団から発表されました。85歳でした。

 11年間カープを率いて4度のリーグ優勝に3度の日本一、9度のAクラス入りと弱小球団で球界のお荷物とまで言われていたチームをリーグ屈指の強豪球団へと成長させた名将でした。

 私が野球を本格的に見始めたのはマツダスタジアムに本拠地を移転したくらいの時期で、古葉さんが監督をしていた時期には産まれてもいませんでした。ただ、そんな私でももちろん古葉さんのことは知っていましたし、今回の訃報には衝撃を受けました。

 現在の強いカープがあるのも、古葉さんがチームを強くしたおかげであり、古葉さんのことを語らずしてカープを語ることはできないほど大きな存在であると思います。

 古葉さんがずっと仰っていた言葉に「耐えて勝つ」という言葉があったそうです。どんなに苦しいことがあっても耐えて、耐えて、耐えて、最後に勝つ。今のカープの首脳陣、選手はもちろんですが、ファンもこの言葉を大事にするべきではないかと思います。耐え忍んだ先には、再び歓喜の瞬間が訪れると信じて。古葉さんもその瞬間を天国から見守ってくれるはずです。

 球史に残る名将に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。