2022年07月

     7.30 ファーム 末包
     画像は中国新聞デジタルより

     試合結果
     先発の中村祐は、1,2回に4点ずつを失うなど、5回までに10安打を浴びて10失点を喫してしまう。2番手の戸田も適時打を浴び、投手陣は計11失点と前日とは打って変わって打ち込まれてしまった。打線は5回に田中広の内野ゴロ間に1点を返すのみに終わり、1-11で敗戦となった。

     投手成績
     7.30 投手

     野手成績
     7.30 野手

     本日の収穫
     ターリー、復帰戦は1回無失点
     コロナウイルス陽性判定を受けたターリーが、復帰戦で1回無失点と好投を見せました。
     MAXは153km/hと陽性になる前と変わらぬ数字となっており、制球も安定していました。4番の井上からはスライダーで三振も奪っており、来週中には昇格できそうな状態となっています。

     末包、地元でマルチ安打
     凱旋試合となった香川県出身の末包が、マルチ安打を放ってアピールしました。
     第1打席で真ん中低めのスプリットを弾き返して左安とすると、第5打席では真ん中のフォークを逆方向に弾き返し、ファーストのグラブを弾く右安としました。
     プロになってから初めての地元での試合とあって、いつもよりも気合が入っていたのではないでしょうか。両方単打ではあったものの打球は鋭く、末包らしさを出すことができていました。このマルチ安打をきっかけに、調子を上げて一軍昇格を狙っていきたいところです。

     まとめ
     前日が噓のような大敗となりましたが、遠藤・西川・上本に続いてターリーも復帰するなど続々と一軍の主力が戻ってきていることは明るい材料でしょう。全員が一日でも早く一軍で揃うことに期待です。

     
    ※敬称略

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     7.30 小園
     画像は中国新聞デジタルより

     試合戦評
     投打に精彩を欠き、最下位のドラゴンズに連敗を喫した。先発のアンダーソンは6回1失点とゲームメイク。しかし打線は散発の6安打に抑え込まれた。

     投手成績
     7.30 投手

     打撃成績
     7.30 野手

     ハイライト
     2試合連続の零封負けとなりましたが、勝負を分けたのはどの場面だったのでしょうか?重要な場面での働きを評価する指標【WPA】を基に、投打それぞれのハイライトを振り返ります!

     
    ※WPAについての詳細はこちら
     

     ※()内は増減したWPAの値
     =4回裏2死1,2塁:小園vs小笠原(-.079)
     打のハイライトは4回、チャンスで小園が三振に倒れた場面でした。
     2つの四球で2死1,2塁として迎えたこの場面。
    1. 外角低めチェンジアップ=ボール(暴投)
    2. 真ん中低めチェンジアップ=空振り
    3. 真ん中高めストレート=ファール 
     以上の配球で1ボール2ストライクとしてからの4球目でした。内角真ん中のストレートにバットは空を切り、三振に倒れました。
     初球の暴投で2,3塁とチャンスを拡げ、絶好の先制のチャンスを作りましたが、活かすことはできませんでした。この日の小笠原は武器であるチェンジアップの精度が良く、打者としては常にチェンジアップを意識させられる状態にありました。2球目は低めのチェンジアップ、3球目は高めのストレートで追い込まれ、最後はチェンジアップで再び空振りを奪いにくるかというところで内角に147km/hのストレートを決められ、振り遅れての三振となってしまいました。なんとかこのチャンスを活かしたいところでしたが、なかなかタフな打席となりました。

     =5回表無死無走者:アンダーソンvsレビーラ(-.152)
     投のハイライトは5回、アンダーソンがレビーラに先制のソロHRを浴びた場面でした。
     直前にチャンスを逃し、嫌な流れで迎えたこの場面。
    1. 内角真ん中カーブ=ボール
    2. 真ん中高めスライダー=ボール
     以上の配球で2ボールとしてからの3球目でした。真ん中高めに浮いたスライダーを完璧に捉えられ、外野手が一歩も追わない特大の一発となりました。
     キューバリーグのHR王という新外国人のパワーを、まざまざと見せつけられました。前の打席では5球中4球がスライダー、この打席でも3球中2球がスライダーと少し偏った配球となっていました。ここまでスライダー中心で攻められれば当然レビーラの頭の中にはスライダーがあり、そのスライダーが一番甘いコースにいってしまえば、捉えられるのも当然の結果でしょう。この日はストレートに球威があったので、もう少しストレートも使って攻めていってもらいたいところでした。

     ヒーロー
     敗戦のためヒーローインタビューはありませんでしたが、数字で見た時のヒーローは誰だったのでしょうか?ということでWPAを基に投打のヒーローを1人ずつ選出します。
     ※()内はWPAの値
     投:アンダーソン(.154)
     打:秋山(.062)

     
     というわけで投手は6回1失点のアンダーソン、野手は二塁打含む3出塁の秋山となりました。

     まとめ
     打線に元気がなく、2試合連続の完封負けとなってしまいました。このままでは上本・西川・マクブルームが復帰すれば、今スタメンで出場している選手はあっさりと外されてしまうでしょう。この3人が戻ってきてもスタメン起用はさせないというくらいの意気込みで、今チャンスを与えられている選手は結果を残してもらいたいところです。

     ※敬称略

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     7.29 大瀬良
     画像は中国新聞デジタルより

     試合戦評
     惨敗となった。先発の大瀬良は4失点で3回降板。打線は小園の二塁打でノーヒットノーランを阻止するのがやっとだった。

     投手成績
     7.29 投手

     打撃成績
     7.29 野手

     ハイライト
     惨敗となりましたが、勝負を分けたのはどの場面だったのでしょうか?重要な場面での働きを評価する指標【WPA】を基に、投打それぞれのハイライトを振り返ります!

     
    ※WPAについての詳細はこちら
     

     ※()内は増減したWPAの値
     =3回裏1死1塁:羽月vs髙橋宏(-.023)
     打のハイライトは3回、代打の羽月が空振り三振に倒れた場面でした。
     會澤が四球で出塁し、1死1塁として迎えたこの場面。
    1. 外角高めストレート=ボール
    2. 内角真ん中ストレート=ファール
    3. 真ん中スプリット=ファール
     以上の配球で1ボール2ストライクとしてからの4球目でした。真ん中低めのスプリットを振らされ、空振り三振となりました。
     ハイライトとはなりましたが、この日の試合で打のハイライトは特にないでしょう。4失点していたとはいえ3回で大瀬良に代打を出す采配には少し驚きましたが、それも不発に終わってしまいました。次回髙橋宏と当たることがあればリベンジしてもらいたいところです。

     =3回表1死2塁:大瀬良vsビシエド(-.119)
     投のハイライトは3回、ビシエドに2打席連発となる2ランを浴びた場面でした。
    1. 外角真ん中カットボール=ストライク
    2. 内角真ん中ストレート=ストライク
     以上の配球で2ストライクとしてからの3球目でした。内角低めのストレートを捉えられ、レフトスタンドギリギリに飛び込む2ランとされました。
     2球で追い込み、厳しいコースにストレートを投げ込んでいきましたが、この日の大瀬良はストレートのスピード・キレ共に乏しく、あっさりと運ばれてしまいました。非常に残念なピッチングだったと言わざるを得ません。
     ここ最近は大瀬良としては物足りないピッチングがずっと続いています。二軍では遠藤があわやノーヒットノーランという快投を披露しており、代わりに昇格する投手は準備ができている状態です。上位争いが熾烈となる秋に向け、エースとして戻ってくるために調整するのも1つの手段ではないでしょうか。

     ヒーロー
     敗戦のためヒーローインタビューはありませんでしたが、数字で見た時のヒーローは誰だったのでしょうか?ということでWPAを基に投打のヒーローを1人ずつ選出します。
     
    ※()内はWPAの値
     投:一岡(.004)
     打:會澤(.017)

     
     というわけで投手は唯一無失点ピッチングだった一岡、野手は3回に四球で出塁した會澤となりました。

     まとめ
     惨敗でしたが1敗は1敗です。接戦で勝ちパターンを使って負ける試合よりはダメージは少ないでしょう。切り替えて今日からはファンが早々に帰らないような試合を見せてくれることに期待です。

     ※敬称略

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     7.29 ファーム 西川
     画像は中国新聞デジタルより

     試合結果
     投手戦となった試合は5回、中村奨が二塁打を放ってチャンスを作ると、宇草が適時二塁打を放って1点を先制する。さらに7回には1死2,3塁のチャンスを作り、再び宇草の適時打で1点を追加し、リードを2点とする。投げてはコロナウイルス陽性判定からの復帰登板となった先発の遠藤が、8回を無安打無四球無失点に抑える快投を見せると、最後はケムナが三者凡退で締めて継投でのノーヒットノーランを達成した。

     投手成績
     7.29 投手

     野手成績
     7.29 野手

     本日の収穫
     遠藤、復帰登板で8回無安打無四球無失点の快投
     コロナウイルス陽性判定を受けて一軍登録を抹消されていた遠藤が、ノーゲームとなった14日以来、公式記録に残る形では復帰登板となりました。
     初回に先頭の江越から空振り三振を奪うと、ここから快投が始まりました。ノビのあるストレートに外に逃げるスライダー、タイミングを外すカーブ、低めギリギリに制球されたチェンジアップでタイガース打線を手玉に取り、許した出塁は味方のエラーの2つのみで、2塁ベースを踏ませんでした。
     復帰登板としてはもちろん満点の内容でした。一軍のローテーションが少し不安定になってきているので、来週一軍に昇格する可能性はかなり高いでしょう。

     西川、復帰戦は2打数1安打
     コンディション不良により一軍登録を抹消されていた西川が、5番指名打者で実戦復帰を果たしました。
     第1打席では外角低めのスライダーを弾き返すも中飛に倒れましたが、第2打席では外角低めボール球のフォークに上手くコンタクトし、センター前へと運んでいきました。
     試合に出場できただけでも充分ですが、そこでいきなり安打を放つのはさすがといったところでしょうか。その安打も低めのボール球を弾き返す西川らしいもので、バッティングの状態はまずまずのようです。あとは守備に就き、走攻守でしっかりと動けるようになってから一軍復帰となりそうです。

     上本、復帰戦は2打席1四球
     上本も実戦復帰を果たしました。
     第1打席は真ん中低めのストレートを弾き返すも遊直、第2打席は外角低めのスライダーを選んで四球でした。
     こちらはそれほど重傷ではなかったこともあり、来週からは一軍復帰となりそうです。

     まとめ
     一軍は惨敗となりましたが、二軍は逆に快勝となりました。遠藤・西川・上本と続々と一軍の主力が復帰を果たしており、早期昇格が待たれます。

     ※敬称略

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        7.13 床田
        画像は中国新聞デジタルより

     前半戦を46勝46敗3分の2位で終えた我らがカープ。
     リーグ1の先発ローテを形成した3/4月から、交流戦に苦しんだ5,6月、勝利の方程式が確立した7月まで前半戦の全てを振り返ります。今回は投手編です。

     全体成績
     まずは前半戦全ての成績を見ていきます。

     先発
     前半戦 先発

     中継ぎ
     前半戦 中継ぎ

     先発は投球回がリーグトップとなっており、いかに安定して試合を作ってきたかが分かります。
     一方で中継ぎはその先発陣の頑張りもあり、ホールド数とセーブ数はリーグワーストとなっています。

     3/4月
     ここからは月別の成績を見ていきます。まずは3/4月です。

     先発
     前半戦 先発 3,4月

     中継ぎ
     前半戦 中継ぎ 3,4月

     先発は6つの指標でリーグトップとなっており、ローテーションの全員が非常に安定していたことが分かります。
     それに対して中継ぎは5つの指標でリーグワーストとなっており、安定感を欠いていたことが分かります。この安定感のなさが、先発を終盤まで引っ張る原因になったと言えるでしょう。
     
     5月
        次は5月の成績を見ていきましょう。

     先発
     前半戦 先発 5月

     中継ぎ
     前半戦 中継ぎ 5月

         先発は勝利数こそリーグトップとなっているものの、HR/9がリーグワーストとなっており、一発を浴びることが多くなっていたことが分かります。それに伴ってtRAもリーグワーストに悪化しています。
         中継ぎは被打率をリーグトップに抑えることに成功し、防御率を4.46から2.78まで良化させました。中崎と島内を降格させ、森浦とターリーを合流させたことが功を奏しました。

     6月
        続いて6月の成績を見ていきましょう。

     先発
     前半戦 先発 6月

     中継ぎ
     前半戦 中継ぎ 6月

        先発は5月よりも1試合少ないとはいえ、投球回が20.1少なくなっており、5月までの疲労が現れた形となりました。
        中継ぎは5月から一転、被打率が.292と3割近くまで悪化しており、WHIPと併せてリーグワーストとなっています。ただ、これは先発が早々に崩れるケースが増え、ビハインド要員の投手の登板が増えたことが大きな原因となっています。

     7月
        最後に7月の成績を見ていきましょう。

     先発
     前半戦 先発 7月

     中継ぎ
     前半戦 中継ぎ 7月

         先発は再び投球回をリーグトップとし、安定感を取り戻しました。WHIPや被打率は6月とあまり変わりませんが、被本塁打が減少したことにより、防御率を良化させることに成功しました。
         中継ぎは再び防御率を2点台としており、こちらも安定感を取り戻しています。ホールド数は6とかなり少なくなっていますが、勝利数が5でリーグトップとなっており、同点の終盤に踏ん張るケースが多かったことが推測されます。

     まとめ
        以下に月別の成績を並べています。

     先発
     前半戦 先発 月別

     中継ぎ
     前半戦 中継ぎ 月別

         先発は3,4,7月が好調となっており、チームの調子と連動しています。先発がチームの勝敗に大きな影響を与えることが改めて分かります。
         中継ぎは好調と不調が交互にきている形となっています。その中で、K-BB%は月を追うごとに良化してきており、無駄な四球が減り、奪三振が増えていることが推測されます。高橋建コーチが掲げる四球減という目標を各投手が意識した結果ではないでしょうか。

        8月からは6連戦が続く過密日程となりますが、なんとか踏ん張って優勝争いができる状態に持ち込みたいところです。

    ※敬称略

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