画像は中国新聞デジタルより
試合結果
先発の薮田はストライク先行の投球でテンポよくアウトを重ね、5回を被安打1、無四球の打者15人で無失点に抑える完璧な投球を見せる。後を受けた投手もそれに続き、山口ー森浦ー藤井ー中田ー田中法と無失点でつなぎ、完封リレーを完成させた。一方の打線は、初回に無死1,3塁から林の併殺の間に1点を先制すると、4回にも無死1,3塁から今度は石原の内野ゴロの間に1点を追加した。適時打などは出なかったものの、確実に1点を取りにいく姿勢を見せ、2-0の勝利を呼び込んだ。
投手成績
野手成績
本日の収穫
薮田、5回無四球無失点で制球力向上をアピール
制球力の向上を課題とし続けてきた薮田が、今日は理想的な投球で5回を無失点で抑えました。打者15人に対してボールが先行したのは6回と半分以下に抑え、66球という少ない球数で5回までを投げ切りました。カウントを3ボールにしたのも一度のみで、安定してストライクゾーンで勝負ができていました。1巡目はストレートとカットボールを中心に組み立て、2巡目からは2シームの割合を増やすなど、相手打者に的を絞らせない髙木の配球にも見事に応える形となりました。ただ、一度このような投球をしたからといって一軍に昇格できるわけではありません。今後も今日のような投球を続け、首脳陣に生まれ変わったところを見せつけていかなければならないでしょう。まずは次回、再び無四球を目標に安定した投球を披露してもらいましょう。
木下、今日はマルチ安打でアピール
昨日は豪快なHRで長打力を見せつけた木下が、今日はマルチ安打で巧みなバットコントロールをアピールしました。第1打席は左腕・福島の外角のスライダーを綺麗に捉えて中安、第3打席はこれも左腕・上田の外角のスライダーを今度は引っ張り、痛烈な当たりでファーストへの内野安打としました。第2打席にはフルカウントから四球を選んでおり、今日は3出塁の活躍となりました。
1発が打てる魅力に加えて、安定して出塁ができるようになれば間違いなく支配下登録は近づいてくるでしょう。ただ、今日も最後の第4打席は内角高めのボール球に空振り三振を喫するなど、ボール球を振らされての三振も多々見られます。同じ育成から支配下登録を果たした大盛もボール球を振らされての三振が目立って苦戦していただけに、この課題はなんとか克服しなければなりません。今後はそのバットだけではなく、選球眼にも注目です。
まとめ
最後の田中法はピンチを招きましたが、なんとか完封リレーを達成しました。延長12回制が復活したシーズンとあって、今季は多くの投手に出番が回ってくるものと思われます。菊池保が一軍に合流したように、二軍で好投を続ければ間違いなく出番は回ってくるので、これからも結果を残し続けてもらいたいところです。
※敬称略
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