7.1 マクブルーム
 画像は中国新聞デジタルより

 試合戦評
 エースが試合を作り、4番がHRを放つ理想的な展開となった。先発の大瀬良は6回3失点で今季7勝目。打線ではマクブルームが猛打賞1HR3打点と大暴れだった。

 投手成績
 7.1 投手

 打撃成績
 7.1 野手

 ハイライト
 ピンチを凌ぎきっての勝利となりましたが、勝負を分けたのはどの場面だったのでしょうか?重要な場面での働きを評価する指標【WPA】を基に、投打それぞれのハイライトを振り返ります!

 
※WPAについての詳細はこちら
 

 ※()内は増減したWPAの値
 =4回裏2死2塁:羽月vsシューメーカー(+.112)
 打のハイライトは4回、羽月の適時三塁打でリードを2点に広げた場面でした。
 先頭のマクブルームが二塁打を放つも、2死2塁となって迎えたこの場面。
  1. 内角高めスプリット=ストライク
  2. 内角低めスライダー=ボール
  3. 外角低め2シーム=ボール
  4. 外角低め2シーム=ボール
 以上の配球で3ボール1ストライクとしてからの5球目でした。真ん中高めのスプリットを捉え、左中間を破る適時三塁打としました。
 先頭が二塁打でチャンスメイクするも、後続が続かず嫌な流れとなっていた中で、価値ある一打を放ってくれました。この後の打席でも安打を放ち、打率.429と好調を維持しています。サードでは多少守備面での不安がありますが、外野では二軍でも良い数字を残しているので、この打撃の調子が続くのならば、今後は外野でのスタメン起用を続けてもいいかもしれません。

 =8回表2死満塁:森浦vs中島(+.138)
 投のハイライトは8回、森浦が満塁のピンチを凌いだ場面でした。
 連打と四球で満塁として迎えたこの場面。
  1. 外角高めカーブ=ボール
  2. 内角真ん中ストレート=ストライク
  3. 外角高めストレート=ストライク
  4. 真ん中高めストレート=ファール
  5. 内角低めチェンジアップ=ボール
 以上の配球で2ボール2ストライクとしてからの6球目でした。外角高めのカーブを打たせ、一飛に打ち取りました。
 最後の勝負球はストレートかチェンジアップかと予想していましたが、恐らく多くの人の頭になかったであろうカーブを選択しました。初球のカーブが高めに大きく外れており、中島としてもこのボールはもう投げてこないだろうと考えていたものと思われます。そこで裏をかいてカーブを要求した會澤のリード、そしてゾーンに投げ切った森浦の度胸でこの大ピンチを凌ぎました。
 最近はランナーを許すケースが増えていますが、勝負どころでの投げミスが少ないため、逆転を許すことはまずありません。調子が悪くても踏ん張ることができるので、8回の男の座は完璧にものにしたと言えるでしょう。森浦ー栗林の同期リレーが今後も何度も見られそうです。

 ヒーロー
 ヒーローインタビューに呼ばれたのはマクブルームと羽月でしたが、数字で見た時のヒーローは誰だったのでしょうか?ということでWPAを基に投打のヒーローを1人ずつ選出します。
 
※()内はWPAの値
 投:大瀬良(.094)
 打:マクブルーム(.252)

 
 というわけで投手は6回3失点の大瀬良、野手は猛打賞3打点のマクブルームとなりました。

 まとめ
 エースと4番で無事に連敗を止めることができました。2度の満塁のピンチを凌ぐなどジャイアンツの猛攻に負けることなく投げ切った投手陣のハートの強さが目立った試合となりました。この流れのまま、森下・九里にも好投してもらって3タテといきたいところです。

 ※敬称略

 参照サイト
 

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